2017年06月03日

性暴力ワンストップ支援センター


性暴力の被害を受けた人が、自分で警察・病院・弁護士などを探す
のが大変なため、被害を受けても誰にも相談しなかった人は67.5%
(内閣府の調査)に達している。

警察に相談しても、被害者が責められたり、被害届を受け取ってもら
えなかったケースも多々あり、警察に相談したケースがわずか4.3%
と極めて低い率に留まっている。

このため、1ヵ所で様々な支援が受けられるワンストップセンターが
作られるようになり病院と連携して医療ケアが受けられたり、警察へ
の同行、カウンセリングや法律的な支援が受けられるようになり始め
ているが、38都道府県に留まっており、運営主体は民間団体で、運営費
は自治体の補助がある所もあるが、多くは寄付やボランティアに頼って
いるのが現状である。

このため、国は2020年までに各都道府県に最低1ヵ所設置する目標を立て
今年度予算に初めて支援センター建設費や運営費を1億6000万円計上した。

これまで国の支援は何もなかったので一歩前進と言えるが、国連は人口
20万人に1ヵ所必要としているので、この数値を当てはめると日本は300
ヵ所以上必要ということになる。

ちなみに、東京に設けられている性暴力救援センター東京(SARC東京)
は、24時間365日相談を受けているが、1ヵ月に400〜600件の相談が寄せられ
ており、いかに性暴力による被害者が多いかを物語っている。

国がやっと取り組みを始めたが、性暴力被害者を支援する法整備も含めた
総合的な施策が課題になっている。

また、性暴力加害者に対する刑罰の重罪化に関する刑法改正案はやっと衆議
院で審議入りしたばかりで、今国会で成立する見込みは立っていない。

不可視の性暴力 性風俗従事者と被害の序列 [ 田中 麻子 ] - 楽天ブックス
不可視の性暴力 性風俗従事者と被害の序列 [ 田中 麻子 ] - 楽天ブックス

性暴力の罪の行為と類型 フェミニズムと刑法 [ 森川 恭剛 ] - 楽天ブックス
性暴力の罪の行為と類型 フェミニズムと刑法 [ 森川 恭剛 ] - 楽天ブックス

性暴力被害者への支援 臨床実践の現場から [ 小西 聖子 ] - 楽天ブックス
性暴力被害者への支援 臨床実践の現場から [ 小西 聖子 ] - 楽天ブックス

性暴力被害の実態と刑事裁判 [ 日本弁護士連合会 ] - 楽天ブックス
性暴力被害の実態と刑事裁判 [ 日本弁護士連合会 ] - 楽天ブックス

posted by kindperson at 22:56| 千葉 ☀| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
Panorama01.jpg
リンク集